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コホート研究とは

概念

エビデンス

特定の人口集団をそのまま、または疾病危険因子に治療的介入を加えて、長期にわたり観察する医学研究のスタイルをいいます。医学研究の原点であり、よいデザインのコホート研究により得られたエビデンス科学的根拠。特に、evidence-based medicine (EBM)と関連して述べられるときには、ヒトを用いた臨床研究・試験にて客観的な事実として認められた証拠をいう。は重要な医学上の成果となります。

定義

コホート研究において研究者は、現在まだ疾病(状態)になってはいないが、疾病(状態)の潜在的な危険因子を持つかどうかで人口集団を2つ以上のグループに分けて観察していきます。この集団のことをコホート(ローマ帝国の歩兵大隊をさすラテン語cohors400~800名の歩兵、複数形cohortesに由来)といいます。

方法

コホート研究では、ある時点での生活習慣や健康状態などについての情報をアンケート調査や健康診査によって調査し、それをベースラインとして、その後の疾病罹患や死亡との関連について調査します。また、運動やダイエットを勧めるなど生活習慣に介入して、それにより疾病罹患率や死亡率が変化するかを調査します。



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